この間、お世話になっているケアマネージャーさんから、あおやまさんの社員ブログみてるよ!と告げられ
ま・・まずい、最近ブログ更新していないと反省し、ひさしぶりにアップしました。
ブログも通信もグルメか子供ネタが多いので、今回はあるお客様の話をさせてください。
お世話になっいるデイサービスの相談員さんから連絡があり、障がいをお持ちのS様の件で、オーダー車椅子
の相談にのってほしいとの事でした。
さっそくデイサービスへ訪問。 現在使用している車椅子を確認したら15年ぐらい前にオーダーで作ったもので
いつ壊れてもおかしくないほどフレームが歪んでいて、左側ブレーキが破損、シートもハンモックのように
たるんでいました。
なぜ、こんなになるまで使っていたのか聞いてみると、15年の間に2回もオーダーで作ったがフィッティングや
機能性が希望通りにいかず、最初のものを使わざるおえないとの事。
そのため、今までの車椅子専門会社ではなく、福祉用具貸与事業所のうちに声がかかったというわけです。
うちも、オーダーやセミオーダーの車椅子は対応できます。ですが車椅子工房さんのように手作りのフルオーダー
はできないので、メーカーと同行して希望に合わせたパーツを組み立てます。
今回もメーカーとお宅に伺い、Sさんの希望を確認しました。まずは既製品を基本に寸法やパーツを選んでいくため
希望通りのリクライニング車椅子を持参しましたが、そもそもの既製品ならではの基本構造に問題がありました。
結果、うちではSさんの問題解決ができず、力のなさを痛感。
その後、現在の車椅子も必要との事で、タイヤ交換やブレーキ修理は引き受けて対応させていただきました。
Sさんからは、違う業者にお願いしているが、同じようにメーカー同行で希望どおりになるか不安のようでした。
この間、弊社が事務局した多職種合同合宿で、工房さんと話す機会があり、お客様の希望を叶えることができない
自身の不甲斐なさを打ち明けましたが、その工房さんは、規制品の車椅子の方が、より多くのお客様の悩みを解決できる
のが逆にうらやましいです。と相談されました。
工房さんは、世界にひとつしかない、その人専用の車椅子を手作りで作ります。だから量産できないことで、限られた
少数の方しか対応できません。
その時、2人で誓いあいました。
それぞれが、できることやできないことがある。だからこそ、それぞれができる役割の中で、最大限のことをする。
とても大事なことです。
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