新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は元旦から石川県能登地方を震源とする大地震に見舞われ、
翌日は羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が衝突・炎上するなど波乱の幕開けでした。
私も人生で初めて避難を経験し、家族で眠れない夜を過ごしたことを覚えています。
被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

業界にも大きな変化がありました。
2024年4月に施行された医療・介護のダブル法改正です。
高齢化率の増加と労働人口の減少が深刻な社会問題となる中、
また、急激な物価高や人件費高騰などにより事業環境が厳しさを増す中、
制度を持続可能なものにするため、
少ない人員・費用で効果の高い施策を実行するという、
いわゆる「生産性の向上」が大きなテーマになりました。

私たちは「道具の活用と住環境の整備でお客様の問題を解決する”道具屋”」ですが、
この道具にも大きな変化が起きています。
デジタル技術を組み込んだ、いわゆる「介護ロボット・介護ICT」の登場です。
私たちはこのような道具を”先進福祉機器”と呼んでいます。
先進福祉機器は生産性を劇的に向上する可能性を秘めていますが、
その一方、未知の道具であることから、なかなか普及が進まない、
購入してもうまく使えず倉庫で眠っている、という現実もあります。

プロの道具屋として何とか解決したいのですが、
そのためには私たち自身も変化(アップデート)する必要があります。
具体的に、「道具の納品を目的とした”モノ売り”」から、
「お客様の問題解決を目的とした”コト売り”」への転換です。

本来、道具はお客様の問題を解決する手段であって目的ではないはずですが、
道具を購入すること自体が目的化して失敗するケースは珍しくありません。
いくら早く安く購入しても、うまく使えなければ「良い買い物」とは言えませんから、
「お客様にとって納品はスタート(始まり)、私たちにとって納品はゴール(終わり)」というミスマッチを、
「お客様にとっても私たちにとっても納品はスタート(始まり)、問題解決がゴール(終わり)」にして解消していきます。
お客様から言われたことをただやるのではなく、
時には苦言を呈しながらお客様にとって何が最適か一緒に考え、
「あおやまメディカルに頼んで良かった」と喜んでいただきたい。
これを”コト売り(コンサルティング)”営業と呼んでいます。

2024年は激動の1年でした。
しかし、世の中がどうなろうとも私たちの理念や在り方は変わりません。
皆様の「かわらないあしたを」実現するため、
そして、「かわらないあしたを」の実現を通じて地元・新潟に貢献するため、
私たちは今年も変わり続けます。

2025年が皆様にとって良い1年になりますように。

 

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